中途(キャリア)採用

画一的で集落する組織で働くか、真逆の考え方のある人と働くか?

ジャーナリストのシェーン・スノウはある大手銀行に勤める上級管理職の女性からショッキングな話を聞いたときのことをこう綴っている。

銀行がせっかく雇った素晴らしい新卒の行員たち --- それぞれ違った背景を持ち、さまざまなアイディアの溢れた若者たち --- は、組織文化に「適用」しようと次第に型にはまっていったという。そんな変化を見るのはつらい、と彼女は肩を落とした。みんなはじめは独自の視点や意見を持っていたのに、彼らの声はすこしづつ聞こえなくなっていった。組織に「認められた考え方」に合わない声はかき消されたのだ。

ジャーナリスト シェーン・スノウ

個人個人は頭脳明晰でも、同じ枠組みの人が集まると近視眼的になるという事実だ。しかし、多様なチームの集団は違う。 ただ議論したり、反論したりするのではない。問題空間の異なる場所から意見や知恵を出す。新たな観点に経ち、それまでとは 異なった角度から視野を広げてくれる。それが高い集合知を生み出すことがある。

多様性のあるチームで働くということは、一歩下がって考えることだ。
同じ観点でしかものを考えられなければ、いくらその問題そのものを細かに見たところで、たいした解決策は見つけられない。デジタルスタジオで働くってことは、こうした環境に身を置くってことだ。興味が湧いたかな?、それとも難しそうって感じたかな?

夢中になれる仕事に出会うには?

世間でよく「成功」について耳にすることといえば、「個人」にを焦点を当てたものが多いと思う。例えば、自己啓発本なんてものは、ほとんどが自分の知識や判断基準を高めるためのものだ。

もちろん、デジタルスタジオで働くすべての従業員は、個々のスキルが高く、多くの知識を持つことに対して努力をしてもらう必要はある。
しかし、デジタルスタジオの従業員は、芸能人のような個々のタレント性を市場に売り込んでいるわけではないし、個人のタレント性(際立った技術やセンス)で顧客と取引しているわけではない。

デジタルスタジオは最終的に、全体として複雑な問題を解決して、1つのプロダクトを市場に提供している。
アリストテレスの言葉にもあるように、「全体は部分の総和に勝る」のだ。

デジタルスタジオで働くと、個人のスキルを高める方法を学び、それが全体としてどうやって成果を出すのかを学ぶことができる。それは、私が保証できる。
あなたが希望すれば、チームのリーダーになり、数十人の部下をリードすることだってできる。そう、全体として複雑な問題を解決して、1つのプロダクトを市場に提供することができるようになるのだ。1人ではたいした仕事を成し遂げることは難しいが、全体としの集合知をまとめて、大きな成果を作る、なんかワクワクしないか?

そんな、自分を夢中にする仕事と出会って、がむしゃらに働く自分を想像してみてほしい。